JOURNAL

ショップ移転 – 移転を決めた経緯

はじめに

こんにちは。janukaのデザイナー中村穣です。
にて、普段お話しする機会のないことを独り言のように文章を残していこうと思います。不定期アップですが、よろしくお願いします。

突然ですが、2016年に縁があって西荻窪に構えた直営店を2021年2月(来月!)の予定で南青山に移転します。
今まで苦手意識からブランドについてなど長い文章を書くことを避けてきましたが、今回の移転はブランドにとって大きな意味があるので、苦手意識を取り払い、移転の経緯や想い、内装のデザインなどについて、ダイアリーとして文章に残していこうと考えました。

緊急事態宣言で考えたこと

政府からの要請を受け、2ヶ月間お店は休業。予定していた百貨店でのイベントは全て白紙に。
これまで特別なブランディングなどは考えず、作りたいデザインを作って、色々な場所で販売してきたのですが、突如、ポッカリと時間が空いてしまいました。 こんなことは滅多にないことだし、忙しくて後回しにしてきたものについてじっくり考えるいい機会にしよう。そう考えました。

その緊急事態宣言中に、8年使用したブランドロゴを一新することとしました。
前のロゴはブランドコンセプトの「お手本から少しずれる」を表していて、筆記体の練習用に使われる点線のフォントに、横にずらした実線の筆記体を合わせたデザインでした。

思い入れはありましたが、使いづらいところもあり変えるなら今だということで変更することに。

新しいロゴを作るためにグラフィックデザイナーに頼むことも考えたのですが、初期ロゴの時と同じく、自分で形を決めていく方がらしさが出るかなと、在宅勤務のスタッフとリモートで話し合いながら今のロゴをデザインしました。

緊急事態宣言が終わり、世の中を見渡してみるとあらゆるものがオンラインで買えるということがコロナで加速した実感がありました。
同時に、利便性やスピードを差し置いてまで実店舗へ赴いて買い物をしてもらうってすごいことだと気がつきました。そして、こうした買い物体験は、今までよりもさらに特別な時間になっていくのではないかなと。

改めて西荻窪のお店を見てみると、お店を構えてから3年が経ち、商品のシリーズが増えたことで手狭になってきたことが気になりました。ビルの新築時から入居し、西荻窪という特色のある街で直営店をスタート出来たことには思い入れたっぷりです。ですが、ロゴと同じように今のjanukaを表現しきれていないなとも思いました。

いろいろな考えを巡らせ、出した答えが「コロナ禍でのショップ移転」でした。

次回に続く。